長い夏休みがはじまりました。

ずっと暑い日が続いていますが、みなさまいかがおすごしでしょうか？

春の学校検診が6月にあり、その流れで夏休みは小中高の学生さんのご相談を

多くお受けします。

そんな中このところ、よく受ける気になるご質問があります。

私が行った6月の小学校での歯磨き指導での質疑応答の場面でも手を挙げて

質問してくださったお母さまからこの質問がありました。

「シリコンタイプのマウスピースがあるとききましたが、なおるんですか？」

おそらく、受け口の治療のためのムーシールドや、その他にもT4K、プレオルソ

などのことをおっしゃっているのだと思います。

比較的、安価で気軽にはじめられる装置のようにとらえられがちで

まずは使ってみますか？というイメージなのでしょうか？

ネットなどで手に入れることもできるとも聞き、驚きです。

まずは効果があるかないか？については

YES！　です。

装置自体はとってもよく考えられていて、成長期のお子さんの

口腔周辺の筋肉のバランスや、舌の位置、顎の成長のバランスを整えるために

とても有効な装置で、うまく使用すれば矯正治療の必要がなくなるケースも

たくさんあります。鼻呼吸の訓練にもなります。

実際当院でも多くのお子さんに使っていただいてます。

ただ、必ず今の状態を診査して、診断の上、その子にあった

装置のタイプ、サイズのものを処方する、という流れが必要と考えてます。

もちろん、その後の成長発育についても経過観察して、よい方向に導いて

あげることが必要です。そこには将来的に矯正治療が必要になる子もあります。

とっても良いものだからこそ、正しい認識のもと正しく使っていただきたいな

と思ってます。

どこかで手にいれて、ただはめればいい、という間違った認識があるようで

ちょっと心配になりました・・・

先月は近畿東海矯正歯科学会で岐阜をおとずれました。

長良川のたもと、いつ行ってものどかで落ち着くところです(^^

まだまだ暑さ続きそうです。

どうぞご自愛のほど楽しい夏をお過ごしください。